趣旨目的
10周年を機に、宮城野高校に関係する在校生、卒業生、先生方、保護者の方々など、
あらゆる人間(以下、宮城野人とする。)が集い、それぞれの立場から「宮城野」について、
様々に語り合うことのできる機会を、「カフェ」という形式を用いて、設けたい。
ここでは、それぞれの立場の人間が少人数でテーブルを囲み、飲食を交え、
ざっくばらんに会話を楽しむことができる。
また、企画発案の卒業生の立場から、様々なフィールドで活動する人材による、
現在の活動についての紹介を、ディスカッションやライブ、パフォーマンス、展示など
様々な形式で行う。
宮城野高校は、教育改革の「パイロットスクール」として誕生し、校則もなければ、
行事も部活も、自分で動かなければ何も起きない、
しかし、自分が行動を起こせば、いかようにもすることができる、という環境である。
宮城野生は、ここで「自由と責任」の意味を体感するとともに、その自主性や行動力を培ってきた。
このことは、卒業後、それぞれのフィールドで実践され、
社会に対して能動的にかかわることへとつながっている。
その様々な実績を開校10周年を迎えた今、「母校宮城野」に還元していきたい。
また、このことから、参加者が、宮城野高校の環境の多様性を実感するとともに、
「宮城野」について語るきっかけ・話題づくりとしたい。
本企画により、在校生・保護者にとっては、「宮城野」における進路選択の多様性と、
宮城野生活をいかに過ごすかという一つのモデルを知り、自ら(子ども)の今、
そして、進路(将来)を考える機会となろう。
また、さらに、卒業生も決して「ゴール」にいるわけではなく、
いまだ途上の過程であることから、在校生にとっては、自らより少し先を歩く人間が、
自分の人生について何を悩み、考えているのかを知ることで、自らが抱える課題の解決の
糸口を見いだしたり、課題解決への激励ともなるだろう、と期待する。
卒業生においても、互いに現在の活動を報告し合うことで、
以後の活動・生活への刺激となり、また母校宮城野への感謝の意を再確認する機会となる。
「自由」という状況から生まれる多様な価値観の存在は、「互いを認めあう」という
さらに重要な価値観を生んだ。これは昨今の社会において重要なテーマで、
そのことを日々実践していることは宮城野生の大きな魅力の一つであり、
そこに宮城野の存在意義があるとも言える。
宮城野を介し集った様々な価値観を、今回は「宮城野」をテーマとして、ぶつけ合いたい。
宮城野人、全てが会し、宮城野について様々なことを話題にしてほしい。
これまでの宮城野・今の宮城野。宮城野の良さ・悪さ。そして、これからの宮城野・・・。
さらに10年後、二十歳を迎えた宮城野でも、ひとり一人が輝けるよう、
宮城野人全てで、今、宮城野について考えたい。
宮城野人が集う場所 -"ミヤギノラウンジ"-

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